・注文住宅を考えているけど、土地がない。
・ネットで土地情報を見てるけど、同じ情報ばっかりで…。
・土地を探しているけど、予算が不安…。
こんなお悩みを解決します。
家づくりを考え出して、間取りやインテリアなど色々と早く考えたいのに、土地が見つからない…
土地、土地、土地…寝ても覚めても土地のサイトをチェック…。
不動産サイトを見ても、新しい土地情報はあまりなく、本当に土地が見つかるのか不安になりますよね。
この記事を書いている私も、土地から購入し家を建てましたが、土地探しは不安だらけでした。
- 2015年に土地からマイホーム建築
- ネットに載っていない土地を自力で探し、土地購入
- 現役の建築会社会社員、日頃から土地探しも行う
- インスタフォロワー7000人
建築素人時代(元銀行員)の時に、売地になってない土地を自力で探し、マイホームを建てました。
建築のプロとして日頃から参考にしている土地情報サイト
今回の記事では、土地迷子さんのための有益な土地の探し方をご紹介します。
①:不動産ジャパン【インターネット】
まず最初に見てほしいのが不動産ジャパンという土地の検索サイトです。
あんまり聞いたことないサイトだけど…
不動産ジャパンってどんなサイト?
物件情報交換のためのネットワークシステムに「レインズ(REINS)」というサイトがあります。簡単にいうと、不動産仲介会社が物件の情報を確認するためのサイトで、不動産業界にとってはインフラ的なサイト。
このサイトを見れば、土地情報がめちゃくちゃあるってことか…!
でも、残念ながらこのレインズ、不動産仲介会社しかログインして情報を見ることができません。成約情報などの個人情報が掲載されているためだそう。
そこでレインズを作った不動産流通推進センターが、一般の人が見られるように、販売情報のみに絞って運営しているサイトが不動産ジャパンなのです。
日本中の情報が集まるサイト
この不動産ジャパンは、公益財団法人不動産流通推進センターが運営し、以下の4団体の不動産情報を集約しているサイト。
日本の大半の不動産会社が、この4団体に加盟しています。
全国宅地建物取引業協会連合会の「ハトマークサイト」参加事業所数103,492
2023年4月1日時点参加団体の不動産物件情報サイト|不動産ジャパン
不動産流通経営協会の「FRKインターネット会員 物件情報」参加事業所数1,895
全日本不動産協会の「ラビーネット不動産」参加事業所数39,541
全国住宅産業協会の「全住協ネット」参加事業所数58
日本中の不動産情報が集まってくるってことか!情報量すご!
通常、不動産サイトは土地掲載費用や成約時の費用によって運営されています。しかし不動産ジャパンの運営元は公益財団法人。公益財団法人とは公益事業を行う法人のことです。
参加団体に加入している方なら、不動産物件情報や会社情報を本サイトに掲載することができます。掲載費用、成約費用ともに無料です。
不動産会社の皆様へ|不動産ジャパン
だから不動産ジャパンでは、掲載や成約時の費用がかかりません。
Ⓐ掲載するのに「費用がかかる」サイト
Ⓑ掲載するのに「費用がかからない」サイト
当然、掲載費用がかからないサイトに優先的に土地を載せますよね。だれでも余分なコストはかけたくありません。
不動産仲介会社にとって、不動産ジャパンは非常にメリットのあるサイト。だから新しくて好条件の土地が集まってくる可能性が高く、ぜひチェックしてほしい不動産サイトの一つです。
※物件情報は毎日昼過ぎに更新されるそう。昼過ぎは不動産ジャパンへGO!
②:タウンライフ家づくり【無料相談】
注文住宅を建てるための土地探しで、家づくりまでサポートしてくれるのがタウンライフ家づくり。
- 無料でお客様のご要望にあった土地を複数社からご提案
- いい土地の見分け方など相談サポートも無料
- 土地探しと土地にあった最適な家づくり計画プランも無料
\ 土地+間取りまで提案してくれる /
土地探しで、結局一番難しいのが、家の予算や建物と総合的に考えて、バランスのいい土地かどうか判断すること!でもそのバランスって、家づくり初心者さんには正直難しい…。
だから、土地探しの段階で家のことも一緒に考えてくれるサービスは、活用して絶対に損はありません。
土地に合わせた間取りもくれるなんてイメージ湧くしありがたい!でも全部無料って、なんかデメリットあるんじゃないの?
営業の電話があり、煩雑な部分もありますが、土地探しにとって情報は多ければ多いほど有利。おすすめしたいサービスです。
ここを見れば、入力で悩まないからかんたん!
\ 土地+間取りまで提案してくれる /
ヒアリング項目で聞かれる、“ご希望の土地面積”。
土地の大きさのイメージがまだよく分からなくて、何坪がいいの…?
土地を探し始めたばかりだと、まだ具体的な大きさのイメージが分からないこともありますよね。入力に困ったら、以下の平均敷地面積を参考にすれば、入力が簡単です。
全国平均…約60坪(198.5㎡)
首都圏…約43坪(142.8㎡)
近畿圏…約46坪(151.4㎡)
東海圏…約62坪(205.4㎡)
その他地域…約72坪(238.1㎡)
まずは家づくりの先輩たちが実際に購入した土地の大きさを目安に探していきましょう。
2021年よりも今の方が、土地も家の価格が上昇傾向。土地の大きさは少しコンパクトにして、希望坪数を決めると安心です。
③:ランディアプリ【スマホアプリ】
SUUMOなどの有名不動産サイトをチェックしてるよ~って人には、ランディアプリ。
複数の不動産サイトの土地の情報をまとめて表示するアプリなので、土地探しがとても楽になるアプリです。
ランディアプリのここが使いやすい
①複数の土地サイトの情報を、アプリが整頓。重複物件は1つに名寄せ処理して表示される
②建築会社が持っている非公開土地情報を、アプリ内で見られるように設定できる
複数の土地サイトの情報を、アプリが整頓
土地サイトを複数みてると、良いなと思って開いたら結局さっき見たのと同じ土地…ってめちゃくちゃあります。
それを1つにまとめてくれてあるから、精神的にも時間的にも楽ちん!
建築会社が持っている非公開土地情報を、アプリ内で見られるように設定
この機能が、とても画期的。
土地には一般公開されていない「非公開物件情報」があります。土地情報サイトには載っていないので、不動産屋に訪問したり建築会社から教えてもらって、初めて出会える土地です。
この非公開物件の土地を、毎回不動産屋に行く必要なく、アプリ上で情報を確認することができるのがランディ。
ランディ導入店に来場し、アカウントの紐づけを行うことで、非公開情報が見られるようになります。
そのランディ導入店が少なくて、結局あんまり使えないんじゃないの~…
私もそれが気になりましたが、想像以上に多くてびっくり。[ランディ導入店を探す]から近くの導入店が調べられます。
④:市区町村の保有地売払い情報【インターネット】
知っている人がとても少ない土地の探し方が、この「保有地検索」。市や区が保有している土地で、公共施設が移転して不用になった土地など、将来的に市の事業で使うことのなくなった土地を売却することがあります。
そんな土地を購入できるのが「保有地売り払い」。一般的に入札形式で購入募集をします。
実際に、この探し方でお客様の土地を見つけた経験もあります。
ただ、土地情報サイトや、建築会社紹介の土地に比べて、探し方はハードルが高め。探しても探しても土地がない…そんな方の手段として活用してください。
- 不動産仲介手数料が不要な場合が多い
- 相場より安い値段で入札できる可能性がある
- 土地の物件があるかは不定期で、自分で確認する必要がある
- 戸建て程の小さめの土地は情報が少ない
市によって制度は様々ですが、名古屋市の市有地売り払い入札のQ&Aが分かりやすいです。
ちょっと難しそうだけど、土地情報ならとにかく知りたい!うちの近くでも、やってるのかな!?
探し方は、とても簡単。
検索結果に進むと、今募集をしている物件の情報や、過去に入札が行われた入札結果が載っています。
市区町村によって、入札が開催される月が決まっていることもあります。次の入札がいつ開催か確認しておき、土地情報が出てくるのを待つこともできます。
わからないことがあれば、ページに記載してある担当部署に電話してみてください。色々教えてくれます!
⑤:市区町村の区画整理事業情報【インターネット】
これも、④保有地と同じく、市区町村の事業です。
市区町村の中で新たに区画を整理し直す際に、一部を宅地として売りに出すことがあります。
土地区画整理事業は、宅地の利用増進及び公共施設の整備改善を図るため、土地の区画形質の変更及び公共施設の新設又は変更を行い、健全な市街地を造成して、公共の福祉を増進する事業です。
土地区画整理事業の制度の概要|名古屋市
区画整理事業は、家を建てる想定での区画になっていることも多く、土地探しがしやすいです。
水道やガスの整備がされている状態になっていることが多い
土地を区画し直すので、道路や周辺環境がきれいに整備される点も、嬉しいポイントです。
とっても簡単。
計画中の区画整理事業があれば、募集条項などが掲載されています。
⑥:地元に強い不動産屋【地元を回る】
原始的な方法ですが、地元の土地を回って探す方法です。
空いてる土地は確かにあるけど、誰のか分からないしどうすれば…
空き地を探すのではなく、「地元に強い不動産屋さんに土地情報を聞いてみる」やり方です。不動産屋さんの中には、ネットには情報を出さずに土地を管理している会社もあります。
わたしはこれで、売りに出ていなかった地元の土地を購入してマイホームを建てました!
月極駐車場や事業用空き地の看板をチェック
建築希望エリアを回ってみると、貸し駐車場などの空き地やちょっとしたスペースの事業用地にある看板に、△△不動産や□□開発会社など管理している会社名が書いてあります。ここをチェックしてください。
気にして看板を見ていると、以前もどこかで見た□□商事の名前。これで希望エリアでよく目にする不動産業者を探せます。
- 出回っていない土地情報が多く、掘り出し物件に出会える可能性
- 他に検討する人がいないことも多く、じっくり考える時間をとれる
- 個人は相手にしてくれなかったり、冷たくあしらわれることもある。
- 自分から電話したり、行動力が必要。
決して簡単な方法ではないですが、ネットでは探せない土地情報が見つかるかもしれません。
まとめ
今回は、「土地の探し方6選」について詳しく紹介しました。
最後に、本記事でご紹介してきた土地の探し方を振り返ります。
おすすめの土地の探し方6選
①:不動産ジャパン【インターネット】
②:タウンライフ家づくり【無料相談】
③:ランディアプリ【スマホアプリ】
④:市区町村の保有地売払い情報【インターネット】
⑤:市区町村の区画整理事業情報【インターネット】
⑥:地元に強い不動産屋【地元を回る】
今回紹介した土地の探し方は、どれもあまり知られていない土地の探し方。今まで見た土地情報の他に、気になる土地が見つかるかもしれません。
しかし、土地は100点の土地を探すといつまでたっても決められない・・と土地迷子にハマってしまうので注意です。物価も上がり続ける今、理想どうりの土地を待ち続けるのは、デメリットもあります。
今ある土地の中から、理想に近い家づくりができる土地はどれか。
土地探しには、区切りも必要です。そのためにも有益な不動産サイトを確認してみてください。
家づくりは、会社を決めるまでの情報収集がとても大事。おすすめの土地の探し方でたくさん調べて、納得感のある家づくりをすすめていきましょう。