・家って性能が大事って最近聞くんだけど、正直よくわからない。
・性能って難しいイメージで…興味がわかない。
でもせっかくマイホームをつくるのに、寒くて暑い家は嫌だ…。
こんなお悩みを解決します。
この記事を書いている私は、高気密高断熱の家に住んでいます。
性能のいい家のおかげで、真冬でも裸足で過ごせる暮らしがとても快適です。
- 7年前に建てた自宅はZEH住宅かつ気密性能0.09㎠/㎡
- 現役工務店勤務。建ててる家の気密平均0.15㎠/㎡
- 設計補助・インテリア提案・資金相談まで幅広く担当7年目
- インスタフォロワー7000人
この記事を読めば、新築マイホームが寒くて後悔…にならない家づくりのコツを学べます。
①:待って!家選びの基準変わります【漫画】
まずは、省エネ基準の適合義務化や省エネ住宅のメリットなどについて解説した漫画です。
国土交通省が用意している冊子です。
3分くらいでかんたんに読める内容になっています。
冊子の9ページ目の『住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査の結果』は、高気密高断熱の家で暮らす健康面のメリットが分かりやすく書いてあります。
\ 待って!家選びの基準変わります/
②:なるほど省エネ住宅【リーフレット】
性能にもグレード差があります。その違いを8ページ9ページ目でグラフでまとめてあるので、イメージがしやすいです。「省エネ基準」と「ZEH基準」は家づくりで度々登場するワードです。
絵も可愛くて見やすいので、仕事でもお客様に紹介することが多いです。
\ なるほど省エネ住宅/
③:暑さや寒さをやわらげる “断熱窓”【パソコンコンサイト】
これは窓メーカーのYKKAPがホームページで公開しているコンテンツです。
YKKAPは、日本でトップクラスの高性能の窓を作る会社です。
高気密高断熱に関係する重要アイテムが“窓”。
YKKAPのホームページは、窓についての情報がとても豊富!性能による窓グレードの違いがよく分かるので、窓のことを学ぶのにおすすめです。
窓のグレードを知ると、これから建築会社を探すときに、標準でどんな窓を使っているのか自分で判断できるようになりますよ。
ページ一番下の「動画で見るコールドドラフト」は、窓による足元の冷え方の違いがよく分かります。
\ 暑さや寒さをやわらげる “断熱窓”/
④:あたらしい 家づくりの教科書【本】
性能に興味がなかった私の、意識を変えた1冊です。
小難しい性能の話を、とても分かりやすく、かつおしゃれな雰囲気で解説してくれているので、“性能”に拒否反応が出がちな女性におすすめしたい1冊です。
2016年発売なので、正直、性能の細かい情報は古くなってきているのですが…
いまでも時々見返しては、やっぱりこの本が分かりやすいと感動する、性能バイブル本です。
⑤:ホントは安いエコハウス【本】
住宅性能について知識が広がると、きっと出会うだろう松尾設計室の松尾和也さんの著書です。
松尾和也さんはYouTubeがとても有名。そのYoutubeの重要な部分の概要を1冊にまとめたような本です。
松尾さんのYouTubeは、見れば見るほど性能沼にハマります。性能初心者さんは、まず『ホントは安いエコハウス』に目を通してから動画を見るのをおすすめします。
データや数値の話も多いので、こちらは男性向きの1冊です。
⑥:タウンライフ家づくり相談【無料資料請求】
ここまでで、主に高気密高断熱住宅のメリットを分かりやすく解説しているサイト・本をお伝えしました。が、高気密高断熱の家にはデメリットもあります。それは「建築時の費用」。
性能の良い家って高いんでしょ。キッチンこだわりたいし、性能は普通の家でいいかな~。
高気密高断熱にこだわった家は、建築時の費用が高くなるのが一般的。これがデメリットになり、早々に性能を家づくりの優先順位から外してしまう方も多いです。
しかし、高気密高断熱の考え方を詳しく知ると、高気密高断熱の家と普通の家、実は費用に思った以上にコスト差がないことがあります。
まずは一括相談で、高性能の家がどのくらいの金額になるのか相場を知ることが大切です。。
\高性能の家の費用を確認するなら、ここ /
ポイントは、この希望欄に性能についての希望を詳しく書くことです。
まだ性能のことがよく分からない人は、以下をコピペでもOKです。
高気密高断熱の家が気になっています。
断熱性能はUA値0.46以下、気密C値は1㎠/㎡以下をクリアできる性能が希望です。
この条件に合う家が建てられる会社さんがあれば、資料や見積書をお願いできますでしょうか。
もし条件がクリアできる会社さんが難しいようでしたら、性能について分かる資料をいただけますとありがたいです。
ちなみにこちらのUA値0.46、C値1以下は、先ほど紹介した松尾設計室の松尾さんが基準とされている数値です。この数値は大変分かりやすく、性能の会社選びの判断にしやすいので、私も参考にさせていただいています。
決して優しい基準ではないので、もしかしたらお住いのエリアによって、クリアできるハウスメーカーがないかもしれません。条件に当てはまらない場合は性能の資料をもらえるように、希望を記載しています。
本格的な会社選びの前に、資料や見積書をもらっておくとメリットがあります。
性能を満たしていない会社は候補から外れるので、会社選びの近道になる
無料の資料請求で、予算面の確認もすすめていきましょう。
見積りの手配をしたら、次はYoutubeです。高性能の家づくりの費用面にも切り込んで、分かりやすく解説してくれる高性能住宅系のYouTubeがおすすめ。私も普段からよく見る動画の中から、特に家づくり初心者さんへの推し動画を紹介します。
⑦:高性能な家づくりチャンネル【YouTube】
ここからはYouTubeを紹介していきます。
『高性能な家づくりチャンネル』の今泉さん。一般社団法人日本エネルギーパス協会という、高性能住宅の普及啓蒙活動を行っている団体の代表理事さん。
性能に関する設備や、最近のインフレに関する考え方なども発信されています。
その中でも、非常に分かりやすい解説で、性能初心者さんにイチオシの動画2本を紹介します。
「家の燃費」という概念でガラリと変わる、家づくりの常識
家を建てる前に絶対に知ってほしい!これから家づくりをする人は、全員必須の神動画です。
全19分の動画ですが、飛ばし見厳禁で、まるっと見てください。
(個人的に、9分のところの“去年買ったあの夏の電気が~”のくだりが好きです。笑)
健康は失って初めてその価値の大きさに気が付くもの! 住宅と健康の関係
↑パート1 ※
↑パート2(続き)
2本立ての動画で、「高性能住宅×健康」について、解説してくれています。
ちょっと難しくなるけど、20代30代の人には、ぜひこれも見てほしい!
家づくりって若い世代の人が多いので、「健康」は後回しになってしまいがちな部分。でもこの動画をみたら、「健康」は家づくりでスルーしてはいけない部分だと、気づきがあるかもしれません。
・冬に高齢者が溺死しまくっている国
・日本の家は、かまくらより寒い
家が変わると、暮らしも本当に変わります。
わが家は高気密高断熱の家。生まれつき喘息とアレルギー性皮膚炎の次男が、7歳の今では病院も薬もなしで、毎日元気です。
しかも子供が大きくなってきて40代を過ぎてくると、今度はだんだん自分の「健康」も気になってきます。
(私はまだギリ30代ですが、すでに健康が気になり、毎年人間ドックでバリウム検査しています…)
でも40歳過ぎって、30代前半で家建てたら、まだ10年くらいです。
ずっと先だと思っている「健康意識」は、意外とすぐそこで待っています。
⑧:ラクジュ建築と不動産【YouTube】
もう一つのオススメYouTubeがラクジュ建築さんです。
その中でも、ラクジュ本橋さん・ウェルネストホーム早田さん・先ほどの今泉さんが対談形式で、ここ最近のインフレにスポットをあてた動画がおすすめの1本です。
【住まいの新しい選択01】インフレ、価格高騰で家が買えなくなる?家が高いから性能落とすべき?土地購入の究極の方法とコストパフォーマンスよい家づくりとは?
そりゃ高性能な家の方がいいけど、最近の値上がりで、そこまで予算がまわりそうもない…
2022年から日本もじわじわとインフレが始まり、2022年冬の電気代は、過去最高の請求額に絶句の声、多数でした。建築業界も例外ではありません。コロナ以降のウッドショックから費用が落ち着くことなく、いまだに物の値段が上がり続けています。
給料が上がらないのに、建築費用ばかりが上がる…。
そんな状況で、どこにお金をかけてどこを抑えるか、今の時代の家づくりの悩みです。
“性能はそこまでこだわっているわけじゃないし、優先しなくていいかな”と思ったそこのあなた。
優先するかしないかは、ぜひ動画を見てから熟考してみてください。
まとめ
今回は、「高気密高断熱をかんたんに学べる方法」について詳しく紹介しました。
最後に、本記事でご紹介してきたツール・サイトを振り返ります。
おすすめの高気密高断熱を学べるサイト7選
①:待って!家選びの基準変わります【漫画】
②:なるほど省エネ住宅【リーフレット】
③:暑さや寒さをやわらげる “断熱窓”【パソコンコンサイト】
④:あたらしい 家づくりの教科書【本】
⑤:ホントは安いエコハウス【本】
⑥:タウンライフ家づくり相談【無料資料請求】
⑦:高性能な家づくりチャンネル【YouTube】
⑧:ラクジュ建築と不動産【YouTube】
私自身も、高気密高断熱の家に住んで、日ごろお客様の家も高性能の家をつくっているので、高気密高断熱の家推進派です。自分が住んでいて、やってよかったNo.1なので、自信をもって勧めています。
そうは言っても、家の性能を重視するか、しないかは建てる人の考え方次第です。
ただ、高気密高断熱のことをよく分からないまま、家を建てて寒かった…と後悔しないために、
・高気密高断熱の家は、どう違うのか
・高気密高断熱で家を建てる費用
について、知る機会を持つことはとても大切です。
家づくりは、会社を決めるまでの情報収集がとても大事。
おすすめサイトで良い家づくりの知識を増やしてして、納得感のある家づくりをすすめていきましょう。